自社の競合情勢を理解する

競争力と市場に関するインテリジェンスとは、ビジネスに最適な戦略を構築するために、さまざまなソースからインサイトを引き出すことに他なりません。そしてSEOやコンテンツ戦略では、競合情勢を理解することが、データドリブンの意思決定を行うための鍵となります。

このガイドでは、SimilarWebプラットフォームを使用してすばやく新しい競合を特定し、トラフィックの動向を評価する方法を紹介します。また競合他社を特定し、トラフィック、エンゲージメント、マーケティングチャネルなどに関するインサイトを導く方法を学びます。

ここでは、次のような疑問にお答えします:

 

  1. 自社の主な競合相手は?
  2. 競合他社がオーガニック検索から得ている質の高いトラフィックはどれくらい?
  3. 競合他社にトラフィックを送っているのはどの検索エンジン?
  4. 自社がオーガニック検索から得ているマーケットシェアはどれくらい?

 

 

1. 自社の主な競合相手は?

競合他社については既に把握済み、と思われるかもしれません。しかし、あなたが新たな職務に当たる時、新しい市場やビジネスラインに参入する時には新たな競合情勢を把握しなくてはなりません ー そのフィールドで、常に最新の動きを把握しておくことは大切です。

競合が、競合である理由とは何でしょう。競合を絞る方法の一つは、自社ターゲットと同じオーガニック検索用語からトラフィックを得ようとしていることウェブサイトを知ることです。もしあなたがキーワード検索結果で重視しているのであれば、このようなサイトは競合であると言えます。

オーガニックキーワードの観点で競合を認識することにより、自社ウェブサイトへトラフィックをシフトさせたい競合ウェブサイトが見えてくるでしょう。

キーワード検索における競合を特定するには:

  1. [リサーチ] モジュールから、検索バーに自社ウェブサイトを入力します。
  2. 次に [サーチトラフィック] 階層下の [競合] に移動します。

  1. 競合を特定できたら、ワークスペースに移動し、競合に関するアリーナを作成します。

    これにより、自社の競合関係で起きている変化をモニターし、さらには自社トラフィックの伸びを競合他社と比較し、時系列で追跡することができるようになります。

 

ワークスペース内でのアリーナの機能とインサイトの詳細については、こちらをご覧ください。

 

 

2. 競合他社がオーガニック検索から得ている質の高いトラフィックはどれくらい?

トラフィックを増やしたいと考えているのであれば、競合他社が効果的にトラフィックを獲得しているチャネルを分析します。さらに競合のマーケティング施策とそれに対するユーザーのエンゲージメントを比較することで、実際のリターンが施策に見合っているのかを確認することもできます。

競合へトラフィックを送っているマーケティングチャネルを知るには:

  1. 作成済みの任意のアリーナを見ると、設定したサイトに関するハイレベルな概要を、時間の経過とともに確認できます。たとえば、自社と競合他社にトラフィックを送るマーケティングチャネル、アリーナ内の全サイトのトラフィックシェアなどが表示されます。
  2. 各競合の詳細について更に徹底した分析をするには、指標ペイン右下の[さらに詳しく] をクリックしてください。すると、競合他社との比較モードのまま、マーケティングチャネルページに移動できます。

表示されたグラフではそれぞれのチャネルのトラフィックが占めるパーセンテージ (%)、または訪問の絶対数 (#) 表示を切り替えて確認することができます。

これにより、競合他社のデジタル施策を窺い知ることができると同時に、競合にとって効果的な施策を指摘することができます。

絶対数ビューでは、各チャネルに対してどの競合相手が最もパフォーマンスが良いかを簡単に特定できます。特定の競合他社が1つのマーケティングチャネルの大部分を支配している場合は、それ以外のチャネルで現実的な競争を挑んだ方が良いと判断できるかもしれません。しかし一方では、その戦略を模倣して自社にそのマーケットシェアの一部をシフトできるかどうかを検討することもできます。

 

次に、競合のオーガニック検索によるトラフィックにエンゲージメントを見ていきましょう。

  1. [マーケティングチャネル] ページのグラフで、[オーガニック検索] をクリックします。
    すると、[サーチトラフィック][概要] ページに直接移動することができます。
  2. このページではまず、ブランドと非ブランド検索トラフィック量を確認します。これはブランドの強さを示す重要な指標であり、かつ拡大可能な市場規模を大きさを示唆します。これは本ガイドの後半で取り上げます。
  3. 次に、[検索トラフィックとエンゲージメント] まで下にスクロールします。ここで、平均滞在時間、1訪問あたりのPV、直帰率を調べることで、自社ならびに競合のオーガニック検索トラフィックのパフォーマンスを確認できます。  

インサイト

競合他社の弱点を知る
競合他社が米国で特定のマーケティング·チャネルを支配している場合は、他の地域を確認してみてください。この競合が現在取り組んでおらず、参入しやすい市場があるかもしれません。

 

 

3. 競合他社にトラフィックを送っているのはどの検索エンジン?

Googleはあらゆる国と地域で最も人気のある検索エンジンですが、ターゲットする市場次第では、競合他社へトラフィックを送っている他の検索エンジンを知っておく価値はあるでしょう。例えば、おそらくロシアで最も人気のあるYandexは、あなたが把握していない追加のトラフィックをもたらしている可能性があります。

競合他社にトラフィックを送っている検索エンジンを表示するには:

  1. [サーチトラフィック] 階層下の [キーワード] ページに移動します。
  2. トップバーに、自社および競合を最大4つまで入力してください。
     
  3. [すべての検索エンジン] フィルタをクリックします。ドロップダウンに表示される数字から、それぞれの検索エンジンがトラフィックをもたらしているキーワードの数を確認できます。
  4. キーワード数が多い検索エンジンを1つ選択し(Googleを除く)、[適用する] をクリックします。
  5. この検索エンジンから、リスト内のキーワードを使用して指定のウェブサイトに送られた検索訪問の合計数が表示されています。この数が多いほど、この市場での需要は大きいということになります。
  6. 自社で完全に見逃していた検索訪問数を確認したい場合は、[競争力のあるトラフィック] フィルタから [キーワードの機会] を選択します。これにより、競合だけがトラフィックを受けとっていて、自社ウェブサイトが競争すらしていないキーワードが全て表示されます。さらに、このキーワード群からの合計検索訪問数ーつまりこの検索エンジンから獲得し得るトラフィックの量を把握できます。


競合他社の1つが、比較的知名度のない検索エンジンを明らかに支配している場合は、その競合がこの市場に投資していることを示します。そこで、この検索エンジンに向けたコンテンツを最適化し、このトラフィックを競うこともできます。

 

 

4. 自社がオーガニック検索から得ているマーケットシェアはどれくらい?

自社が拡大し得る、あるいは獲得可能なマーケットシェアを知ることは重要です。自社が拡大し得る市場とは、自社が競うことのできる潜在的市場を指します。しかし、オーガニック検索をから新しいユーザーを獲得する場合には、獲得可能な市場を見る必要があります。獲得可能な市場は現実的に競うことができる、拡大し得る市場の一部です。オーガニック検索によるトラフィックという意味合いでは、競合のブランド認知度の高さが重要なポイントとなります。

ここでは、競合他社が、オーガニックおよび非ブランドの検索クエリを通して、どの程度のトラフィックを獲得しているかを明らかにしていきましょう。

  1. 比較モードで競合を表示したまま [サーチトラフィック] 階層下の [キーワード]に移動します。
  2. オーガニックおよび非ブランド検索でフィルターし、「適用する」を選択します。
  3. フィルターされた結果を見て、合計検索訪問数とデスクトップ訪問数に着目します。この数は、デスクトップにおいて獲得可能な市場と同義です。
  4. 次に、モバイルビューに切り替えます。すると、モバイルにおけるオーガニックおよび非ブランド検索訪問数が表示されます。合計検索訪問数、およびモバイルの割合に注目してください。


デスクトップとモバイルの検索訪問の合計数は獲得可能な市場の規模であり、同時に自社が実際に参入可能な市場です。これらは非ブランドで、オーガニックな検索訪問ですーすなわち、どのブランドにも紐付いていない消費者であり、これらキーワードで競争可能であることが判断できます。

インサイト

モバイル vs. デスクトップの最適化
オーガニックかつ非ブランド検索の訪問数を、デスクトップ対モバイルとで比較することは、マーケットシェアを最大化するために自社が注力すべきデバイスに関するインサイトを提供します。モバイル検索の訪問数の方が大きく上回っているのであれば、モバイル体験の最適化に投資しているかどうか確認しましょう。

 

インサイト

ブランドの検索をターゲットする
テーブル内では、各キーワードの平均CPC単価を見ることができます。これらの数値が全体的に低く、かつ検索数が高い場合には、ブランドの検索にビッドして、競合サイトから自社サイトへトラフィックをシフトする施策が取れるかもしれません。

この記事は役に立ちましたか?
6人中4人がこの記事が役に立ったと言っています