PPC(広告への)支出 を通じて、競合他社の検索連動型広告への推定支出金額を把握・分析することができます。PPC支出の金額に基づいて競合の潜在的な予算額を推測し、合わせて検索連動型広告の実施状況を明らかにします。
PPC支出から得られるメリットは:
-
自社のPPC広告予算のプランニングおよびその合理性の証明に活用できる
-
競合のPPC広告の活用に関する推移やその効果を把握できる
-
競合や業界でのPPC広告支出データに基づいて、クライアントの予算増額を交渉できる(主に代理店向け)
-
PPC広告支出を時系列で分析することで、競合の戦略上の変化を把握できる
-
競合他社のPPC広告支出に基づいて、チャネルごとの投資を評価できる
-
マーケティングインテリジェンスのメニューから競合分析を選択し、分析対象サイトのドメインを入力する
-
比較ボタンをクリックし、競合サイトを最大4つまで追加する
-
左メニューから有料検索 > 概要を選択すると概要ページに遷移する。少し下にスクロールすると「有料検索のトラフィックとエンゲージメント」というタイトルがついたグラフが確認できる。
分析対象として指定した各ドメインの、時間経過に伴うPPC広告支出がグラフ表示されています。グラフの上にカーソルを置くと、合計金額と変化率が表示されます。
取得データ:
*活用のヒント:競合他社のPPC支出傾向を時系列で確認します。時系列で確認することで支出の変化がわかり、季節的なキャンペーンへの支出の可能性を特定することができます。またPPCキャンペーンへの全体的な投資額を確認することで、競合他社の検索広告キャンペーンに対する年間または四半期ごとの予算の傾向を把握することができます。
算出方法
PPC支出は、分析対象のウェブサイトにおける、指定した期間のPPC検索キーワードに対する支出を集計したものです。この指標は、Google検索およびショッピング広告(PLA)に紐づくキーワード分析のひとつです。
現時点での計算は、以下の3つのデータに基づいて行っています。
-
国ごとウェブサイトごとの有料訪問数
-
国ごとのウェブサイトごとの有料キーワード
-
国ごとのCPC
そして、以下の計算式にしたがってPPC支出を算出しています。
合計(有料キーワードのCPC×有料訪問数) = ウェブサイトのPPC支出
** CPCが不明の場合は、平均CPCによって補足します。
** 主にGoogle検索ネットワークにおける有料検索に依存していますが、その他の検索エンジンからのトラフィックも有料訪問数の指標には含まれます。
注記:PPC支出はあくまでも推定値です。可能な限り高い精度を目指していますが、ウェブサイトごとに計算結果に差異が生じる可能性があります。
また、以下の制約事項がある点もご理解ください。
-
PPC支出はデスクトップのデータでのみ利用可能
-
PPC支出は2020年1月以降のデータが利用可能
-
選択された期間における有料検索訪問が5k未満の場合は、データは利用できない
PPC支出は、API経由で取得可能ですか?
リリースプランの中には含まれており、将来的には利用できるようになります。しかし、開発段階にあるためリリースのタイミングは確定していません。
将来、他の広告フォーマットもカバーする可能性はありますか?
現在は検索広告費のみを対象としていますが、近い将来、他の有料広告費の推定値も利用いただけるよう開発を進める予定です。
マーケティングインテリジェンス > 競合分析 > 検索 > PPC支出 (BETA)
さらに詳しい活用方法については、ROAS and Ad Spend: How to Make Sure Your Online Advertising is Efficientをご覧ください。
コメント
記事コメントは受け付けていません。