アマゾンブランド

ブランドダッシュボードでは、さまざまなブランドのパフォーマンス、上位の競合や製品などを分析できます。.

ブランドダッシュボードを使うと:

  • アマゾンでの競合状況をより深く理解し、競合のパフォーマンスを評価できます。

  • さまざまなブランドの中で最もパフォーマンスの高いカテゴリーを特定できます。

  • クロスショッピングの行動が明らかになります。

  • 競合の有力商品がわかります。

  • ブランドごとの購入頻度やリピーターの割合がわかります。

その価値は?

アマゾンは一部のデータをブランドと共有していますが、競合についてのデータは共有していません。  ブランド分析を使えば、競合状況をより深く理解し、競合の脅威を定量化することができます。

補完的なブランドとの重なりがわかると、新商品検討の余地や新しいパートナーシップの機会を決定するのに役立ちます。

競合の上位商品を明らかにすることで、どの商品が成功や弱点に貢献しているか、自社商品のうちどれがより効率的に購入につながったのか、満たされていない需要があるのかを確認できます。

購入頻度やリピーターの割合を分析して、さまざまな購入者セグメントを作成し、マーケティング戦略やロイヤリティスキームを調整できます。

使い方

ページの上部で、ブランド分析を行う、アマゾンドメイン、ブランド、期間を選択します。また、カテゴリー別に絞り込むことで、より詳細にブランドを分析できます。

セールスパフォーマンス

セールスパフォーマンスのセクションには、3つのグラフと表があります:

1.月次パフォーマンス

月次パフォーマンスのグラフでは、ブランドのパフォーマンスを時系列で分析できます。

Brand_Monthly_Performance_18-May-2021.png
  • 販売数: 選択したドメイン、ブランド、期間での販売数。

  • 売上: 選択したドメインと期間で、ブランドで発生した売り上げ金額。

  • 商品閲覧数: 選択したドメイン、ブランド、期間における、ユニークな商品閲覧回数。あるユーザーが30分以内に同じ商品を複数回閲覧した場合は、1回の商品閲覧としてカウントされます。

  • コンバージョン率: コンバージョン率は、選択したドメイン、ブランド、期間におけるユニーク購入数を、商品閲覧数で割ったものです

2. カテゴリー別パフォーマンス

カテゴリー別パフォーマンスグラフでは、選択したブランドのカテゴリー別の内訳を見ることができます。

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ヒント:カテゴリーの内訳をみて、自社ブランドにとっての進出余地がありそうな場所を特定します。

3. 商品上位

商品上位の表では、競合商品の成功したものを明らかにすることができます。販売数や売上高でソートして、トップセラー製品を確認したり、商品閲覧数、レビュー数、評価でソートして、注目の商品を理解することができます。

販売数と売上、および商品閲覧数を比較することで、競合の効率性を商品ごとに明らかにできます。

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ヒント:消費者の需要の多様性を、商品ポートフォリオに反映させます。

商品パフォーマンスの時間推移

商品欄の一番左をクリックすると、その商品のパフォーマンスが時系列で表示されます。商品ごとに売上関連指標を重ね合わせて、時系列でトレンドを分析できます。

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クロスショッピング

クロスショッピングクロスショッピングハイライトでは、さまざまなカテゴリーの競合上位を確認できます。この表では、30分以内に分析対象のブランドを閲覧し、さらに競合ブランドも閲覧したユーザーの割合がわかります。選択したブランドに対して、類似性の高い上位4つの競合について情報を提示します。

Cross_Shopping_21-Mar-2021.png

 

競合ブランド上位のインサイトでは、分析対象ブランドの競合状況をより深く理解することができます。 関連性競合との重複競合に対するブランドシェアは、クロスショッピングの行動を評価するための重要な指標です。

表から下記の指標が確認できます:

  • 関連性: 選定したブランドと競合ブランドの関連性

  • 競合との重複: 選択したブランドの商品を見たユーザーのうち、競合ブランドの商品も見たユーザーの割合。例えば、ナイキを分析していて、アディダスに対する競合との重複が23%だとすると、ナイキの商品を見た消費者の23%がアディダスの商品も見たということになります。 

  • 競合ブランドシェア: 競合ブランドの商品を閲覧したユーザーのうち、選択したブランドの商品を閲覧したユーザーの割合。例えば、アンダーアーマーを分析していて、ニューバランスの競合ブランドシェアが20%だとすると、ニューバランスの商品を見た消費者のうち20%がアンダーアーマーの商品も見ているということになります。

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ヒント: 競合との重複でソートすると、自社ブランドの商品を閲覧する際にユーザーが閲覧した、他ブランドを確認できます。

バスケット分析

バスケット分析では、バスケット分布ブランドバスケットミックスで、過去12ヶ月間に選択ブランドの商品が購入されたのと同じトランザクション中に購入された、他のブランドを明らかにすることができます。

バスケット分布では, 以下の情報が確認できます:

  • ブランド数: 選択したブランドが購入されたバスケットにおいて、同時に購入された商品のブランド数分布(過去12ヶ月間)

  • 商品数: 選択したブランドの商品が購入された際の、バスケットの商品点数の分布。同じ商品を2つ同時に購入した場合は、1つの商品としてカウントされます。すべてのバスケットには、選択したブランドの商品が少なくとも1つ含まれています。

ブランドバスケットミックスで下記の情報が確認できます:

  • バスケット内の他ブランド: 過去12ヶ月間で、選択したブランドと同じトランザクション内で購入されたブランド

  • 同時購入の割合: 過去12ヶ月間において、選択したブランドと他ブランドが同時に購入されたトランザクションの割合。 

  •  平均購入金額: 過去12ヶ月間において、選択したブランドと他ブランドの両方が購入されたトランザクションで顧客が費やした平均金額。
  • 購入金額中の主ブランドの割合: 選択したブランドの商品が平均購入金額に占める割合。
  • 購入金額中の他ブランドの割合: 他ブランドの商品が平均購入金額に占める割合。
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ヒント:選択したブランドが「他ブランド」として表示されている場合、同一トランザクションでそのブランドの商品を複数購入したことになります。 

ロイヤリティとリテンション

ロイヤリティとリテンションでは、4つのグラフと表があります:

1. 購買頻度

購買頻度のグラフは、過去12ヶ月間の購入頻度の分布を示しています: 選択したドメインとカテゴリーで、購入回数が、1回、2~4回、5回以上で分類しています。

購買頻度の分析は、ユニーク購買者、またはトランザクション数、売上高ごとに行うことができます。

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ヒント:購買頻度グラフを使って、各顧客グループの購買力を把握します。

2. 新規とリピーター

新規とリピーターのグラフでは、その内訳がわかります。

  • 新規:過去1ヶ月間で初めて購入した顧客

  • リピーター:過去1ヶ月間で購入した顧客で、それ以外に過去12ヶ月間に少なくとも1回以上購入した顧客。

3. 最終購入日からの日数

最後購入日からの日数グラフは、選択したカテゴリーやドメインで最後に購入してからの日数ごとの、リピーターの分布を明らかにします。

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ヒント:新規とリピーターのデータを利用し、さまざまなタイプの顧客に合わせてマーケティング戦略を調整します。

4. 定期お得便と都度購入

定期お得便(Subscribe & Save)と都度購入グラフでは、定期お得便がブランドやカテゴリーの収益に与える影響を分析し、アマゾンのサブスクライブプログラムに奪われている新規顧客数を推定し、定期お得便が自社ブランドにもたらす可能性を評価できます。

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サイト内検索

サイト内検索では、以下の3つのグラフと表を確認できます:

1. 商品クリック数

商品クリック数グラフでは、選択したドメイン、ブランド、期間における有料とオーガニックのクリック数の分布が表示されます。

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ヒント:このグラフを使って、どの程度積極的な有料戦略をとるべきかを把握しましょう。

2. ブランドと非ブランド

ブランドと非ブランド検索のグラフでは、検索結果において選択したブランドの商品ページがクリックされた割合を、検索がブランドか非ブランドかで分類して示します。ある検索が「ブランド」であるとは、2019年7月から先月までのクリック数のうち、70%以上がそのブランドの商品ページに行き着いた場合と、定義します。

このグラフは下記の3つのクリックのタイプに分類して示します:

  • ブランド - 主ブランド検索: 選択したブランドに関するブランド検索の結果表示で、選択したブランドの商品ページをクリックした割合

  • ブランド - 他ブランド検索: 他ブランドに関するブランド検索の結果表示で、選択したブランドの商品ページをクリックした割合

  • 非ブランド: 上記以外で、選択したブランドの商品ページをクリックした割合

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3. 上位キーワード

上位キーワードの表では、選択したブランドが一番流入を獲得したキーワードがわかります。 

表で下記の情報が確認できます:

  • ブランドクリック数: 選択したドメインと期間で、検索結果に現れたそのブランドの商品がクリックされた(ユニークな)回数をキーワードごとに示します。消費者が30分間のセッションで同じ商品を2回クリックした場合は、1回のクリックとしてカウントされます。

  • オーガニックと有料: 検索されたキーワードについて、選択したドメインと期間において、選択したブランド商品をクリックしたときの、オーガニックと有料の割合。

  • 総クリック数: 選択したドメインと期間で、そのキーワードの検索結果に現れた商品がクリックされた(ユニークな)回数の総数。消費者が30分間のセッションで同じ商品を2回クリックした場合は、1回のクリックとしてカウントされます。

  • ブランドシェア: このキーワードについての検索結果で、選択したドメインと期間で選択したブランドの商品がクリックされた割合

  • ブランド平均単価: このキーワードについての検索結果で、選択したドメインと期間における選択したブランドの商品の平均単価。

  • 他社ブランド平均単価: このキーワードについての検索結果で、選択したドメインと期間における、選択したブランドの商品「以外」の平均単価。

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よくある質問

データをエクセルにダウンロードすることはできますか?

はい、各グラフの右上にエクセルにダウンロードボタンがあります。

機能の場所

ショッパーインテリジェンス > ブランド

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