カテゴリーダッシュボードでは、特定のカテゴリーやサブカテゴリーを掘り下げて、カテゴリー全体のパフォーマンス、コンバージョンの高いブランド、カテゴリーごとの商品上位、顧客ロイヤルティ、リテンションなどを明らかにすることができます。
カテゴリーダッシュボードを使って:
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アマゾンでのカテゴリーとサブカテゴリーのパフォーマンスをモニタリングする
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各カテゴリーにおけるトッププレイヤーと上位の商品を特定する
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購入頻度に関する顧客セグメントを発見する
カテゴリーのトレンドを理解することで、自社のパフォーマンスやブランド力を相対的に把握できます。
カテゴリービューでは、潜在的な脅威である新進ブランドを発見でき、商品ビュー、コンバージョン、その他の指標の観点からカテゴリー内で自社パフォーマンスをベンチマークし、それに応じて行動することができます。
商品レベルでは、アマゾンで消費者の反応がよい点をとらえて、商品や機能開発の余地を見つけることができます。
新規顧客とリピーターの分布や購買者のロイヤリティを把握して、メッセージングの作成や微調整を行い、購入頻度によって顧客セグメントを再定義することができます。
セールスパフォーマンスでは、以下の4つのグラフと表が表示されます:
1. 月次パフォーマンス
月次パフォーマンスのグラフでは、カテゴリーのパフォーマンスを時系列で分析できます。
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販売数: 選択したドメイン、カテゴリー、期間での販売数。
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売上: 選択したドメインと期間で、カテゴリーで発生した売り上げ金額。
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商品閲覧数: 選択したドメイン、カテゴリー、期間における、ユニークな商品閲覧回数。あるユーザーが30分以内に同じ商品を複数回閲覧した場合は、1回の商品閲覧としてカウントされます。
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コンバージョン率: コンバージョン率は、選択したドメイン、カテゴリー、期間におけるユニーク購入数を、商品閲覧数で割ったものです
注:1P対3Pでの表示も可能です。
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1P:ブランドから卸しを受けてアマゾンが小売を行う、アマゾンが消費者のファーストパーティになる関係。
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3P:アマゾンが提供するマーケットプレイスで、ブランドが小売を行う、アマゾンが消費者のサードパーティになる関係。
2. 競合状況
競合状況は、選択したカテゴリーの上位ブランドを商品閲覧数とコンバージョン率の2次元で表示します。
ヒント:競合状況を利用して、競合するブランドからの潜在的脅威やリスクを特定します。
上位ブランドの表では、分析対象カテゴリーの売上上位ブランドを見つけることができます。この表は、販売数、売上高、商品閲覧数でソートできます。
3. 商品上位
商品上位の表では、選択したカテゴリーと期間で、売上の多い商品を見つけることができます。商品名をクリックすると、アマゾン上の関連する商品ページに飛べます。
ヒント:商品上位の表を使って、新製品に取り組む機会を見つけ、実際の消費者の需要に基づいてポートフォリオを調整します。
商品パフォーマンスの時間推移
表の一番右の部分をクリックすると、その商品の売上パフォーマンスが時系列で表示されます。他の指標のいずれかを重ね合わせて、時系列でトレンドを分析できます。
ロイヤリティとリテンションでは、3つのグラフと表があります:
1. 購買頻度
購入頻度のグラフは、過去12ヶ月間の購入頻度の分布を示しています:選択したドメインとカテゴリーで、購入回数が、1回、2~4回、5回以上で分類しています。
購入頻度の分析は、ユニーク購買者、またはトランザクション数、売上高ごとに行うことができます。
ヒント:購入頻度グラフを使って、各顧客グループの購買力を把握します。
2. 新規とリピーター
新規とリピーターのグラフでは、その内訳がわかります。
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新規:過去1ヶ月間で初めて購入した顧客
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リピーター:過去1ヶ月間で購入した顧客で、それ以外に過去12ヶ月間に少なくとも1回以上購入した顧客。
3. 最終購入日からの日数
最後購入日からの日数グラフは、選択したカテゴリーやドメインで最後に購入してからの日数ごとの、リピーターの分布を明らかにします。
ヒント:新規とリピーターのデータを利用し、さまざまなタイプの顧客に合わせてマーケティング戦略を調整します。
4. 定期お得便と都度購入
定期お得便(Subscribe & Save)と都度購入グラフでは、定期お得便がブランドやカテゴリーの収益に与える影響を分析し、アマゾンのサブスクライブプログラムに奪われている新規顧客数を推定し、定期お得便が自社ブランドにもたらす可能性を評価できます。
「サイト内検索」では、以下の3つのグラフと表を確認できます:
1. 商品クリック
商品クリックグラフは、選択した、ドメイン、カテゴリー、期間に関して、有料クリックとオーガニッククリックの分布を示します。
ヒント:このグラフを使って、扱うカテゴリーごとにどの程度積極的な有料戦略をとるべきかを把握しましょう。
2. 検索順位ごとのクリック数
検索順位ごとのクリック数グラフで、オーガニックと有料の検索結果の最初の10件について、クリック数の分布がわかります。各順位で、オーガニックと有料のクリック数のシェアを確認できます。
ヒント:この表を検索戦略の参考にして、検索結果の上位に食い込むために投資の必要があるのか、あるいは、オーガニック検索結果の上位に入るためにSEOに投資すべきかを検討しましょう。
3. カテゴリーの上位キーワード
カテゴリーの上位キーワードの表から、選択したカテゴリーのキーワード上位がわかります。
表で下記の点について分析できます:
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クリック数: 選択された、ドメイン、カテゴリー、期間で、検索結果に現れた商品がクリックされた(ユニークな)回数をキーワードごとに示します。消費者が30分間のセッションで同じ商品を2回クリックした場合は、1回のクリックとしてカウントされます。
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オーガニックと有料: 検索されたキーワードについて、選択されたドメイン、カテゴリー、期間における、オーガニックと有料のクリック数の割合。
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平均単価: 検索されたキーワードについて、選択したカテゴリーと期間における、商品の平均単価を表示します。
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ブランド上位: 検索されたキーワードに対して、選択したカテゴリー、ドメイン、期間で最も多くのクリックを得たブランド。
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ブランド上位のシェア: 検索されたキーワードに対して、選択したカテゴリーと期間で、上位ブランドが獲得したクリック数の割合。
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